人事システム導入にかかる費用はどのくらい?導入形態ごとの費用構成を解説
人事システムの導入を検討している場合、コストは重要な選定材料となるため、費用構成はぜひ知っておきたいものです。そこで今回は、人事システムの費用構成を、サブスクリプション型(以降:サブスク型)とライセンス型の導入形態ごとにご紹介します。
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目次[非表示]
- 1.人事システムの費用構成
- 1.1.システムの使用料
- 1.2.クラウドの管理・保守費用
- 1.3.サポート費用
- 2.導入形態別の費用の違い
- 3.人事システム検討の際、費用面で注意したい点
- 3.1.リプレイスにかかる手間・費用も検討する
- 3.2.利用形態も合わせて検討する
- 4.長期的に活用できる「LaKeel HR」
- 5.まとめ
人事システムの費用構成
人事システムの導入形態は、「サブスク型」と「ライセンス型」に大別することができます。
サブスク型の導入では、人事システムの提供企業とサブスクリプション形式で契約を結び、毎月(毎年)定額の料金を支払います。
一方で、「ライセンス型」の導入では、初期費用がサブスク型と比較し高額ですが、継続して利用することで、毎月(毎年)の利用料を安価に抑えることができます。
ただし、ライセンス型はクラウドの管理をユーザー企業が行うケースが多く、その場合は、システムを利用するためのクラウドの利用料やメンテナンス費用などをユーザー企業で支払う必要があります。
このように、「サブスク型」と「ライセンス型」では、費用の内訳も全く違う構成になります。本章では、「サブスク型」と「ライセンス型」でシステム利用料やサポート料金がどのように異なるか、紹介していきたいと思います。
システムの使用料
人事システムの使用料は、サブスク型とライセンス型も、利用する機能や人数によって変動します。サブスク型では毎月(毎年)定額の料金を支払っていきますが、ライセンス型は多くの場合、初期費用としてライセンス料の支払いが必要ですが、導入後の翌月(翌年)からの料金がサブスク型と比較して安価に抑えることができます。
クラウドの管理・保守費用
サブスク型では、管理・保守費用は定額使用料の中に含まれており、クラウドの管理・保守はベンダー側が行うことが一般的です。
一方で、ライセンス型で人事システムを導入する場合、ベンダーはクラウドの管理に関わらないため、導入したユーザー企業がクラウドの管理・保守を行う必要があります。
サポート費用
サブスク型、ライセンス型ともに、導入する人事システムのプランによってサポート費用が異なります。
無料、または安価なプランの場合、サポートサイトの利用やチャットでの問い合わせといった簡易的な方法でのサポートとなります。そのため、導入や運用においてしっかりとしたサポートを受けたい場合、専門のコンサルティングチームやスタッフの派遣を行っているプランを選ぶという方法もあります。
もちろん、サポートが充実しているプランでは、その分サポート費用が高額となりますが、導入する人事システムや機能に不慣れな場合は、手厚いサポートが受けられるプランを選択することをお勧めします。
導入形態別の費用の違い
上述した様に、サブスク型とライセンス型で、支払う費用は異なりますが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、サブスク型とライセンス型の支払い形態の違いについて、ご紹介いたします。
サブスク型
サブスク型は月々の利用範囲が同じであれば、定額で利用し続けることが可能です。月額利用料の中にはシステム使用料だけでなく、クラウド管理・保守費用も含まれています。その為、ライセンス型に比べて、初回に多額の費用を支払う必要がなく、導入時の費用負担を軽減することができます。
しかし、継続して利用する場合には一定期間を経過するとライセンス型よりも利用料が高額になるケースが多い為、結果として総額が大きくなってしまうことがあります。
ライセンス型
ライセンス型は導入初年度のライセンス料(システム使用料)が高額となっており、多くは導入時にまとまったライセンス料を支払う必要があります。しかし、導入初年度の費用が大きくかかる分、その後の利用料の月額(年額)はサブスク型と比較して安価になります。
ただし、先述の通り、ライセンス型はクラウド利用にかかるシステム使用料や管理・保守費用、対応工数などをユーザー企業側で手配する必要があることが多いため、システムの月額利用料と別途での費用負担を考慮する必要があります。
人事システム検討の際、費用面で注意したい点
人事システムを検討する際、システムの機能や知名度はもちろん、システム以外の費用面も気になってくるポイントかと思います。人事システムの導入や乗り換えでは、一歩間違えると当初の想定よりも費用が嵩んでしまうこともありますので、次の点に注意して検討する事をおすすめします。
リプレイスにかかる手間・費用も検討する
サブスク型、ライセンス型に関係なく、人事システム導入の際には、既存システムのリプレイスやデータ移行のための費用や工数が発生します。新システムへのリプレイスにかかる手間や費用も十分に考慮し、想定外のコストや工数がかからない様に注意しましょう。
サポートや研修の費用を惜しんだ結果、多くの社員の手間がかかってしまうと、人件費を含めたリプレイス費用が膨大になってしまうというリスクもあるので、注意が必要なポイントです。
利用形態も合わせて検討する
自社の体制や業務に適した人事システムが見つかったとしても、導入初月に支払う費用の準備や社内でクラウドの保守・運用のできるスタッフの確保、想定する利用年数等を考えた利用形態をしっかりと比較・検討することが人事システム検討においては重要です。
長期的に活用できる「LaKeel HR」
人事システムの導入を考える際、費用が関わる利用形態を検討する際におすすめなのが、クラウド型人事システム「LaKeel HR(ラキール・エイチアール)」です。
LaKeel HRはサブスク型とライセンス型の両方に対応しており、導入形態を選択することが可能です。さらに、機能部品単位での追加・入替が可能なマイクロサービス技術を採用しているため、会社の成長やフェーズの変化によって、その都度人事システムをリプレイスする必要もありません。そのため、長期的な利用ができる、コストパフォーマンスに優れた人事システムと言えます。
LaKeel HRは、今後の人事トレンドの観点から求められる、人材データ管理や人材マネジメントニーズを満たす幅広い機能を備えています。経営戦略を実現するために経営資源となる人材を活用する「戦略人事」に役立つ機能など、多種多様な機能を有しているため、リプレイスなしに長期的に使用することができます。
まとめ
人事システムの費用についてご紹介してきました。費用面は、人事システム選定に重要な要素となります。サブスク型とライセンス型それぞれの利用形態から、自社に最も合ったものを選定するのをおすすめします。またリプレイスの手間や費用という視点や、長期的な利用という視点も取り入れて、最適な人事システムを選びましょう。